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2010-06-21

演奏旅行・長野・パート1

6月19日・長野県上伊那郡中川村の「中川村文化ホール」で私と大國さんの2人でコンサートを行いました。ホールのコンサートの前に今回のコンサートを依頼・企画して下さった延寿院ご住職の経営されている老人介護施設「かつら」での演奏を依頼されていたので、まずは「かつら」で演奏しました。利用者さんに喜んで頂けるように、「ふるさと」「花かげ」「宵待草」など大正時代?昭和初期ぐらいによく歌われたと思われる歌を選曲して演奏しました。すると、皆さんとても上手に楽しそうに一緒に歌って下さって…何よりもビックリしたのが、歌詞を全部覚えて歌っていらっしゃる事でした。それで私は、ここの利用者さんたちは、頭がしっかりした方ばかりなのだな?と感心していたのです。演奏が終わると皆さん、手を振って送ってくれました。演奏後、施設の介護者の方が熱心にお礼をされ、「私はもう嬉しくてびっくりして…涙がこぼれました!」とおっしゃるのです。その方の話しを伺うと、先ほどあんなに上手に歌っていらっしゃったおばあちゃんたちは、皆さんとても痴呆が進んでいて、いつもは大変な状態なのだ…とおっしゃるのです。その言葉に私は一瞬、耳を疑いました。あの歌詞も全部覚えて歌ってらっしゃったさっきの元気なおばあちゃんたちがですか??と…、するとその方は、だから私もびっくりして嬉しくてその姿をみて涙が止まらなかったのです。と…… 「もう夕方になると夕飯の支度をしに家に帰らなくては…と毎日毎日、そわそわして大変なんですよ?!!」 その事実を知って、私も何だか涙が… 「だから今、演奏してもらった事も、もう忘れてしまっているかも知れません。それでも、楽しかった…嬉しかった…という感情だけは、心に残るようなんですよ?」とおっしゃいました。今日ここで演奏させてもらって本当に良かったと思いました。私もいずれ年をとり、全てを忘れてしまっても胡弓だけは弾いていたいな?と思いました♪
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